AIブロックの使い方

nanocraftの各AIブロックの機能と設定方法を詳しく説明します

ワークフローの自動化体験を向上させるため、継続的に新しいAIブロックを追加しています。より多くのブロックと機能が近日中に利用可能になります。

ブロックカテゴリ

入力ブロック

データを取得・読み込み

7 種類のブロック

処理ブロック

AIでデータを加工・分析

7 種類のブロック

出力ブロック

外部サービスに送信

5 種類のブロック

入力ブロック詳細

データを取得・読み込みためのブロックの詳細説明

Gmail受信

入力ブロック

Gmailからメールを取得し、件名、本文、送信者などの情報を後続のブロックに渡します。

設定項目:

  • • メールの種類(未読、既読、送信済み等)
  • • 取得件数(最大100件)
  • • 検索クエリ(特定の条件でフィルタ)

音声入力・音響入力

入力ブロック

音声ファイルや録音した音響データをAIで処理します。音声入力では音声認識によるテキスト化、音響入力では音楽、環境音、機械音などの分析を行います。

機能:

  • • 音声認識(Speech-to-Text)
  • • 音響分析(音楽、環境音、機械音等)
  • • 入力方法(マイク録音 / ファイル選択)

ファイル読込

入力ブロック

PDF、Excel、テキストファイルなどを読み込み、内容を抽出して後続のブロックで処理できる形式に変換します。

対応形式:

  • • PDF(テキスト抽出)
  • • Excel/CSV(表データ)
  • • Word文書
  • • テキストファイル

画像入力

入力ブロック

画像ファイルをAIで解析し、内容の説明、テキスト認識(OCR)、物体検出などを行います。

機能:

  • • 画像内容の自動説明生成
  • • テキスト認識(OCR)
  • • 物体・人物検出
  • • 色彩分析

API呼び出し

入力ブロック

外部サービスのHTTP APIを呼び出し、データを取得します。REST API、GraphQLなどさまざまなAPI形式に対応しています。

設定項目:

  • • APIエンドポイントURL
  • • HTTPメソッド(GET, POST, PUT, DELETE)
  • • ヘッダー設定(認証情報等)
  • • リクエストボディ(JSON等)

Google Drive取得

入力ブロック

Google Driveからファイルを取得してその内容を抽出します。Google ドキュメント、スプレッドシート、PDFなど複数のファイル形式をサポートしています。Google Driveからファイルを取得してその内容を抽出します。Google ドキュメント、スプレッドシート、PDFなど複数のファイル形式をサポートしています。

サポートファイル:

  • • Google Sheets保存
  • • PDF、Word、Excel、PowerPoint
  • • テキストファイル、画像ファイル

Webスクレイピング

入力ブロック

指定されたURLのWebページからコンテンツを取得・解析します。ニュースサイト、ブログ、Eコマースサイトなど様々なWebコンテンツを収集できます。指定されたURLのWebページからコンテンツを取得・解析します。ニュースサイト、ブログ、Eコマースサイトなど様々なWebコンテンツを収集できます。

取得データ:

  • • ページタイトル、本文テキスト
  • • メタデータ(作成者、発行日など)
  • • 画像URL、リンク情報
  • • 構造化データ(JSON-LDなど)

処理ブロック詳細

AIを使ってデータを加工・分析するブロックの詳細説明

テキスト要約

処理ブロック

AIが長いテキストや複数のメール本文を自動的に要約し、重要なポイントを抽出します。

機能:

  • • 最適な長さでの自動テキスト要約
  • • 様々なテキスト形式への対応(メール、文書、ウェブコンテンツ)
  • • 日本語最適化処理
  • • 重要な文脈とキーポイントの保持

感情分析

処理ブロック

テキストの感情を分析し、信頼度測定とともに肯定的/否定的/中性的な感情を判定します。

出力結果:

  • • 感情分類(肯定的/否定的/中性的)
  • • 信頼度スコア(0.0-1.0)
  • • 感情の種類(喜び、怒り、悲しみなど)
  • • 分析説明

コンテンツ分類

処理ブロック

テキストコンテンツを自動分類し、ビジネス、技術、個人などのジャンルに分けます。

分類例:

  • • ビジネス(営業、マーケティングなど)
  • • 技術(開発、インフラなど)
  • • サポート(問い合わせ、課題など)
  • • その他(個人など)

データ抽出

処理ブロック

テキストから特定の情報(日付、名前、金額、連絡先など)を自動抽出し、構造化データとして出力します。

抽出対象:

  • • 日付と時刻
  • • 人名・会社名
  • • 金額・数値
  • • メールアドレス・電話番号

条件分岐

処理ブロック

データ内容に基づいて処理を分岐します。感情分析結果、金額、カテゴリなどの条件に応じて異なる処理フローを実行できます。

条件設定例:

  • • 感情がネガティブな場合は緊急対応
  • • 金額が5万円以上なら上司承認
  • • カテゴリが「技術」なら開発チームへ転送
  • • 優先度が高い場合は即座に通知

使い方のコツ

条件分岐ブロックから複数の出力線を描くことで、条件ごとに異なる処理を設定できます。想定外のデータに対応するデフォルト分岐も設定可能です。

カスタムプロンプト

処理ブロック

AIプロンプトを自由に記述し、カスタムなAI処理を実行できます。標準的な処理ブロックでは対応できない特殊な処理や高度なカスタマイズが可能です。

使用例:

  • • 独自のビジネスルールによるテキスト分析
  • • 業界固有の用語を使用した分類
  • • 複数の処理を組み合わせた複雑なワークフロー
  • • 特定の出力形式によるデータフォーマット

ループ

処理ブロック

指定された条件や回数に応じて処理を繰り返し実行します。大規模なデータ処理や定期的なタスクの自動化に最適です。

ループの種類:

  • whileループ: 条件が真の間は繰り返し
  • forループ: 指定回数または配列要素ごとに実行
  • スケジュール実行: 時間間隔やスケジュールでの自動実行
  • 無限ループ防止: 最大実行回数制限機能

使い方のコツ

  • • メールリストから各メールを個別に処理
  • • 固定時刻に毎日レポート生成
  • • 条件が満たされるまでAPIをポーリング

出力ブロック詳細

処理結果を外部サービスに送信するブロックの詳細説明

Slack送信

出力ブロック

処理結果をSlackチャンネルに自動送信します。要約、分析レポート、アラートなどをチームと即座に共有できます。

機能:

  • • SlackワークスペースとのOAuth連携
  • • 利用可能なチャンネルからの選択
  • • ワークフロー結果からの自動メッセージ整形
  • • リアルタイムメッセージ配信

Google Sheets保存

出力ブロック

抽出データと分析結果をGoogle Sheetsスプレッドシートに自動保存します。データ蓄積と後の分析に最適です。

機能:

  • • Google SheetsとのOAuth連携
  • • 新しいスプレッドシートの自動作成
  • • 既存スプレッドシートへのデータ追加
  • • CSV形式でのデータ出力

Notion作成

出力ブロック

データベースにページを作成するためのNotion統合。APIトークンとデータベースIDの設定が必要です。

機能:

  • • Notionデータベースでの基本的なページ作成
  • • Notion APIとの直接統合
  • • APIトークン設定が必要
  • • データベースID指定が必要

PDF出力

出力ブロック

分析結果やレポートを整形されたPDFファイルとして出力します。印刷、アーカイブ、正式レポート作成に適しています。

レイアウト:

  • • 自動ヘッダー・フッター生成
  • • 目次とページ番号付け
  • • データテーブル表示と整形
  • • 日本語フォント対応とスタイリング

Google Drive保存

出力ブロック

処理結果と生成ファイルをGoogle Driveに自動保存します。テキストファイル、PDF、スプレッドシートなど様々なファイル形式で保存可能です。

機能:

  • • 複数ファイル形式対応(TXT、JSON、CSV、MD、HTML、PDF)
  • • フォルダ指定と自動フォルダ作成機能
  • • PDF生成とアップロード統合
  • • OAuth認証によるGoogle Drive連携

ベストプラクティス

効果的なワークフロー作成のためのヒント

推奨使用方法

  • 小さなワークフローから始めて徐々に複雑さを増していく
  • 保存前に必ず各ブロックの設定をテスト
  • 適切な場所にエラーハンドリングブロックを配置
  • ワークフローには分かりやすい名前と説明を付ける

避けるべきこと

  • 設定が不完全なままブロックを実行すること
  • 無限ループの原因となる接続を作ること
  • 一度に大量のデータを処理しようとすること
  • 認証が必要なサービスの設定を忘れること

次のステップ

AIブロックの使い方を理解したら、実際のワークフローを作成してみましょう